第38回高崎映画祭授賞式
(2025年03月24日)
受賞者が喜びと感謝を語る
第38回高崎映画祭が3月20日に開幕し、3月23日に高崎芸術劇場で授賞式が行われた。授賞式には、高崎映画祭受賞者17人に加え、スペシャルゲストとして作品の監督らが登壇し、受賞者を祝福した。
受賞者のあいさつの要旨は次の通り(内容は編集部採録)
新進監督グランプリ・飯島将史監督
「映画を作っていくことに自信と勇気を高崎映画祭からもらいました」
新進監督グランプリ・空音央監督
「この賞をみんなで分かち合いたいです。ぼくたちは戦争の時代を生きており、映画に何ができるか市民として抗いたい」
最優秀新人俳優賞・栗原颯人さん
「この賞をいただけるのは本当に運が良かったと思います。うれしい反面、これからがんばらないといけないという思いでいっぱいです。始まったばかりの俳優人生、たくさん経験を積んで、自分と向き合い邁進していきます」。
最優秀新人俳優賞・日高由起刀さん
「目立つことや人前に立つことが大好きで、俳優という仕事が本当に楽しくて仕方ないです。必ず日本を代表する俳優になります」
最優秀新進俳優賞・莉子さん
「お芝居に前向きに向き合う励みになります。この映画はあたたかくいとおしい作品です。一人の人間として役者として精進して参ります」
最優秀助演俳優賞・山本奈衣瑠さん
「自分たちで映画を作っていくという感覚を楽しく味わい、いい経験でした。小さいところから始まった作品が広がってすごく幸せです」
最優秀助演俳優賞・忍足亜希子さん
「全国各地でたくさんの方にこの映画を見ていただけたことに本当に感謝いたします。ろう者、ろうの子どもたちの夢と希望を受け継ぎ、たくさんの方に映画を楽しんでもらえるように精進して参ります」
最優秀主演俳優賞・遠藤雄弥さん
「高崎映画祭と同じ38歳です。生意気ですが日本映画を支えていけるような俳優として、高崎映画祭のこの賞に恥じないよう俳優道を邁進していきます」
最優秀主演俳優賞・江口のりこさん
「すごくうれしいです。がんばっていればいいことがあるなと思います。この映画は本当に素敵な現場で、みんなのことが大好きで、そういう人と出会えたことが幸せで、賞までいただけて最高にうれしいです」
最優秀監督賞・五十嵐耕平監督
「一緒に映画を作ってくれる仲間ができ、みんなが能力を最大限発揮してくれて映画を作れることが、人生において幸運なことだと思っています。この賞を映画を作っていくことのエールとして励んでいきたいです」
最優秀監督賞・小路紘史監督
「一緒に映画を作った遠藤雄弥さんと壇上に立てて光栄です。辰巳がここまで愛される映画になったのは遠藤さんのおかげであり、スタッフ、キャストが一丸となってこの映画を作ったことが誇りです。何よりもこの作品を育ててくださった観客の皆さんのおかげです。高崎のまちでこの賞をいただいたことに感謝しています」
最優秀作品賞・「箱男」
石井岳龍監督「高崎映画祭で受賞できたことは心強い喜びです」。永瀬正敏さん「この地でロケをした時に非常にお世話になって、賞をいただいて感激しています。最高です」。浅野忠信さん「ぼくの役は本当におもしろくて皆さんに観てもらえたことを本当にうれしく思います」。小西啓介プロデューサー「やるしかない、やらなければいけない作品でした。みんなでここに立てて本当にうれしいです」。関プロデューサー「25年前に映画業界に入り、これまでの現場からここにつながっています、ありがとうございました」。いながききよたかさん(脚本)「若い頃から憧れの石井監督といっしょに撮れて、こういう場所に連れてきてくれた箱男の全メンバーに感謝したいと思います」。
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