高浜クリーンセンターが完成しテープカット
(2025年02月10日)
最新施設が完成・稼働に
高崎市が建て替えを進めていたごみ処理施設・高浜クリーンセンターが完成し、2月8日に完成記念式典が同施設で行われた。
新しい処理施設は地上5階、地下1階、延べ床面積は約3万㎡、煙突の高さは100m。景観に配慮し、煙突の色は白色にしたという。
処理能力は、可燃ごみ処理施設が480t/日(160t×3炉)、不燃・粗大ごみ34t/日、資源ごみ処理施設65t/日。発電能力は最大1万1510kwで一般家庭約2万世帯分に相当。施設内に見学コースが設けられ、ごみ処理や環境に関心を高めてもらう。
計量でパッカー車と一般車両を分離するなど、渋滞の緩和や安全性の向上がはかられた。
旧施設は1988(昭和63)年に稼働し、老朽化により旧施設の隣地に新施設を建設した。事業費は約400億円で、焼却プラントと建築物が分離発注された。
式典では榛名中学校吹奏楽部の演奏が行われ、テープカットが行われた。
富岡賢治市長は「技術を尽くした施設。新たな最終処分場により、高崎市は今後40年間、ごみ処理を心配することがなくなります。発電した電力を公共施設や小中学校で利用すれば年間に1億円程度の予算が節約できます」と話している。
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