石原4町内で道祖神まつり
(2025年01月15日)
小正月の伝統行事
石原町下一、下二、下三、下四の四町内の山車が地域を巡行する道祖神まつりが1月11日、12日に行われた。
山車は各町内を巡行し、11日夕刻は、小祝(おぼり)神社の境内前に4台が集まって、お囃子を共演した。ライトアップされた山車が華やかで、高崎市の富岡賢治市長は「たいへん美しいお祭り」と話し、地域市民を称えた。
区長の松本さん(80歳)によれば、石原の道祖神まつりは松本さんが幼少の頃から行われており、「明治時代から続く子どもたちの成長を願うお祭り」と話している。コロナ禍の影響で、休止する年もあったが、昨年から再開され、町内ではにぎやかなお囃子が響いた。
道祖神まつりは正月を締めくくる小正月の伝統行事で、竹などで作った小屋遊びやどんど焼き、山車の巡行などで子どもたちの成長を願い、高崎本来の山車まつりと言える。かつては広く市内の行事となっていたが、昭和30年の年末に道祖神まつりは悪習を伴うとして高崎市が行わないように指導したこともあり衰退したようだ。
また、どんど焼きもダイオキシン問題により1998年頃に中止が相次ぎ、その後、再開する地域も見られたが、コロナ禍の影響を受けている。
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