移動式バリアフリー型トイレトレーラー導入
(2024年12月9日)
災害時のトイレ対策
高崎市は災害時などに車椅子利用者や高齢者が安心して使える移動型のバリアフリー型トイレトレーラー2台と牽引する車両としてプラインハイブリッド車3台を導入した。
能登半島地震では、断水・停電の長期化によってトイレが使えない状況が長引き、避難所の衛生問題が深刻化し、普段と同じようにストレスが少ないトイレトレーラーが被災者に喜ばれた経緯がある。
高崎市が導入したトイレトレーラーは、車椅子利用者が自力で上り下りできる緩やかなスロープが取り付けられ、個室の中は車いすで動ける広さが確保されている。
牽引車両はプラインハイブリッド車で、停電時には外部への給電ができ、トイレトレーラーの水栓や照明に使用する。乗用車で牽引が可能で、けん引免許は不要。トイレのタンク容量は100リットル。
11月22日にお披露目式が行われ、富岡賢治市長は「防災対策はすみやかに対応したい」と話しており、平常時は防災訓練やイベント等でも活用し、市民の防災意識の高揚に役立てていく考え。