17日に北谷遺跡調査報告会

(2024年11月13日)

北谷遺跡の空撮(高崎市教育委員会資料より)
発見されたL字形カマドの跡
L字形カマドの復元想像図(高崎市教育委員会資料より)

市民活動センター・ソシアス

高崎市は、史跡北谷遺跡(きたやついせき=引間町・冷水町)の調査報告会を11月17日(日)午前10時30分から高崎市市民活動センター・ソシアス(足門町1669-2)で開催する。

入場無料。定員は150人。事前申し込みは不要で、当日直接会場へ。開場は午前10時。講演時間は約1時間でスライドなどを交えて解説する予定。

(※現地説明会ではないので注意を)。

 

北谷遺跡は古墳時代の豪族の館で、館本体は90m四方の方形をしており、周囲は幅約30mを越える壕を巡らした大規模な構造となっている。この時代の居館跡の発見は国内でも少なく、重要な遺跡として国指定を受けている。

北谷遺跡は、南西に約3キロ離れた三ツ寺1遺跡の居館跡や保渡田古墳群と同時代で、北谷遺跡と三ツ寺1遺跡と規模や形態が類似しており、共通の規格で築造されたと考えられている。

 

これまでの調査で、竪穴建物の跡から県内で2例目となるL字形カマドが発見されており、令和6年度はこのL字型カマドを詳しく調査したほか、居館を囲う柵列の跡などが調査された。

 

L字型カマドが発見された竪穴建物は約13m四方で、建物内にカマドとカメが確認された。壁に沿った煙道によりカマドで発生する熱を暖房などに利用していたと考えられている。

 

チラシはこちら北谷遺跡発掘調査報告会

 

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