ヤングケアラーSOS事業の実績
(2024年09月18日)
高崎市は令和4年9月から開始した「ヤングケアラーSOSサービス事業」について、令和6年8月までの支援状況をこれまでに示した。
ヤングケアラーSOSサービス事業は家族に替わり家事や兄弟の世話、介護をしている市内の中学生・高校生(要望があれば小学生も)対象に1日2時間・週2回上限の生活支援を無料で実施するもの。ヤングケアラーが全国で社会問題となる中、高崎市は富岡賢治市長の「高崎市の子どもは高崎市が守る」という強い信念からこの事業が実施されている。
高崎市の発表によれば、相談件数は令和6年8月までの累計で153件。相談経路は学校関係が77件(50%)、福祉部等が34件(22%)、家族・本人が24件(16%)、その他18件(12%)。
支援決定数は50件で内10件は支援を終了している。
小学生16件(32%)、中学生19件(38%)、高校生15件(30%)。
子どもからは「帰宅後は家事をするのが忙しかったがサポーターが来てくれて読書やのんびりして過ごせるから嬉しい」、「サポーターが作ってくれるご飯はおいしい。元気になれる」、保護者からは「子どもに負担をかけていることが気がかりだった。ヤングケアラーSOSは本当にいい制度。高崎市に住んでいて良かった」という声が寄せられている。
また高崎市のヤングケアラーSOSサービス事業は県内外からの関心が高く、高崎市教育委員会と福祉部の連携体制についても評価されているという。
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