吉井郷土資料館が県登録有形文化財に

(2024年08月12日)

吉井郷土資料館(群馬県発表資料より)

県文化財保護審議会答申

8月1日の群馬県文化財保護審議会(戸所隆会長)で、吉井郷土資料館の群馬県登録有形文化財登録などが答申された。

群馬県の発表によれば、答申されたのは群馬県指定重要文化財が1件、群馬県指定史跡が1件、群馬県登録文化財が4件。

 

群馬県は、2024年度に文化財登録制度を創設した。既存の指定制度よりも緩やかな規制で、より多くの文化財の保護を図るのが目的。有形・無形・民俗文化財、記念物が対象。

初年度は登録有形文化財として、吉井郷土資料館(高崎市吉井町吉井)、旧三原郵便局舎(嬬恋村三原赤羽平)、上毛かるた関係資料(354点)、相沢忠洋関係資料(5601点、みどり市岩宿博物館所蔵)の登録が答申された。

 

吉井郷土資料館は鉄筋コンクリート2階建で、1972(昭和42)年の建築。現役の資料館建築としては、県内でも早い段階の建物となっている。寄棟造、アスファルトシングル葺、建築面積 161.75 ㎡で、古代の建物をイメージした外観デザインが印象的。

 

今回の登録を記念し、高崎市は9月15日(日)に講演会と施設見学会を行う。

講演会は吉井公民館(吉井郷土資料館に近接)で午後2時から午後3時。講師は吉井郷土資料館学芸員の中嶋義明さん。

施設見学会は第1回が午後1時30分から午後1時50分。第2回が午後3時10分から午後3時30分。2回とも同じ内容。講師は高崎文化財保護課の角田真也課長。

 

【吉井郷土資料館】

〒370-2132 高崎市吉井町吉井285番地

電話:027-387-5235

開館時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)

休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌火曜日が休館日)、年始年末(12月28日~1月4日)

入館料・無料

 

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