ドローン活用し防災学習

(2024年05月20日)

ドローンからの映像をモニタで確認
児童からの質問に答える高崎市職員

令和6年度危険箇所点検

土砂災害や水害、大規模地震に備えるため、高崎市が平成26(2014)年度から毎年実施している危険箇所総点検の令和6年度の取り組みが5月20日から始まった。今年度の危険箇所点検は「観音山丘陵を中心とした土砂災害危険箇所」を重点に実施する予定。

 

総点検の開始にあわせて富岡賢治市長は現地視察を実施している。今年は乗附小学校の東側の荒久沢川で視察を行い、乗附小児童の防災学習として実施した。この学習には4年生45人が参加し、荒久沢川に堆積した土砂や、堤防が雑草に覆われている様子などを、高崎市役所の職員から説明を受けながら観察した。ドローンを使った点検では上空からの映像に児童は歓声を上げていた。

 

参加した児童からは「台風の災害の時は川に近寄らないようにします」「災害が起こらないように点検していることがわかりました」「ドローンで川全体を見ることができました」などの感想が聞けた。

乗附町の岡田輝明区長は「(令和元年の)台風19号では荒久沢川の水位が上がり心配でした。安心安全のため地域でも堤防の草刈りなどを行っています」と話している。

富岡市長は「能登半島地震を教訓に、飲み水だけではなくトイレなど生活に使う水の不足や、すみやかに水道工事を行える体制をつくっていきたい。子どもたちにも防災の意識を高めてもらうことができ、勉強したことを家族にも伝えてほしいです」と話した。

 

 

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