4年ぶりの節分会でにぎわう仁叟寺

(2024年02月21日)


縁起の良い春の訪れ

立春の前日、2月3日は節分。邪気を払い1年の無病息災を願うため、「鬼は外、福は内」と言いながら煎った豆をまく豆まき。鬼を滅ぼすという意味の「魔を滅する」が「魔滅」となり、「豆」につながったとか。

吉井町の仁叟寺では、コロナ禍で中止となっていた節分会の豆まきが4年ぶりに開催され、多くの人出で賑わった。

約1200年前より仏教の聖地として信仰を集めていた中国山西省の山中にある五台山。その中の最古刹・顕通寺と仁叟寺は友好寺院関係を締結し、拝請された文殊菩薩像が祀られている。仁叟寺では、毎年2月3日は文殊様の縁日にもなっている。

開運厄除・学業成就・家内安全・身体健勝・商売繁盛など功徳あらたかな文殊様が安置されている文殊堂は、見上げるような高所にあり、福豆や福餅、抽選用のカラーボールなどが天から降ってくるような豆まきの様子は圧巻。袋入りのラーメンもあり〝空飛ぶラーメン〟として親しまれている。今回は〝空飛ぶ座布団〟も登場した。

チビッ子節分や福引抽選会、キッチンカーやオヤジバンドのライブが賑やかに開催され、 春から縁起のいい節分会となった。

高崎商工会議所「商工たかさき」2024年2月号

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