野良猫トラブル防止に/町内の世話など助成に
(2024年02月6日)
飼い猫の不妊去勢手術も予算枠拡大
高崎市は令和6年度に野良猫を世話する地域活動を新たに支援するとともに、飼い猫の不妊・去勢手術の支援も予算枠を拡大し、市民ニーズに対応する考えをこれまでに発表した。
富岡賢治市長は「野良猫のトラブルで困っている地域の市民を支援する」とコメントしている。
飼い主のいない猫(野良猫)特別対策助成事業
「無責任な餌やり」や「むやみな繁殖」等に起因する野良猫トラブルを防止するとともに、糞尿等の苦情の軽減をはかることを目的に、令和6年度に助成事業を新設する。
町内会等や登録のある動物愛護団体が責任を持って行う「不妊・去勢手術」を支援する。併せて地域の実情に応じ、餌やりや糞尿等の処理を行う場合は、当該活動を支援する。
町内会等5団体、愛護団体3団体を見込み、年間事業費480万円を計上予定。
【助成対象】
市内に生息する野良猫の不妊・去勢手術を実施する町内会等(区長を代表とする町内会、環境保健委員を代表とする団体)、動物愛護登録団体(現在6団体)。
【助成額】
不妊・去勢手術:1頭2万円、年度内1団体20頭まで(最大40万円)
飼養料:猫1頭1万円、年度内1団体20頭まで(最大20万円)
飼い猫の不妊・去勢手術費助成事業の予算拡充
平成24年度から実施している飼い猫の不妊・去勢手術費への補助制度は、近年、補正予算を計上して対応してきたが、市民からの要望も多いため予算額を増額し、年間を通して活用できる補助制度とする。
助成額は不妊・去勢手術についてオス1頭3千円、メス1頭5千円、1世帯合計3頭まで。
令和6年度予算は650万円を計上する予定で、令和5年度当初予算比で200万円増。増額により、1580頭(令和5年当初予算比500頭増)の補助を見込む。
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