城南野球場に最新の電光掲示板
(2023年03月3日)
城南球場に完成した新しい電光掲示板。写真や動画も表示できる
富岡市長・糸井社長
糸井ホールディングスが寄贈
糸井ホールディングス株式会社(糸井丈之代表取締役)が、高崎市城南野球場に新しい電光掲示板を寄附し、贈呈式が2月28日に高崎市役所で行われた。糸井丈之社長が高崎市役所を訪れ、富岡賢治市長に目録を贈呈した。
城南野球場は糸井社長が代表を務めるBCリーグ群馬ダイヤモンドペガサスのホームグラウンドとしても使用されている。
これまでの電光掲示板は平成12年に設置された設備で表示能力も低く、日射で文字が見えにくい、老朽化のためスピードガン設備が故障して球速が表示されない状態となっていた。スピードガン設備が古いため、修理に必要な電子部品は既に製造されていないことから、全面的な改修を要していたという。
新しい電光掲示板はフルカラーLED式パネルを採用し、得点表示や選手名表示などスコアボードとしての機能はもとより、写真や動画の表示など多目的に活用することができる。
ペガサスの試合では「ホームラン」などの効果文字に加え、プレーのリプレイも動画再生できるので、試合のエンターテインメント性も高まるものと期待される。また高崎市の観光動画なども表示できるので、来場者へのシティプロモーションに活用できる。
電光掲示板の表示操作はパソコンの画面から容易にできるそうだ。
総工費は約8000万円で令和4年11月から改修工事に着手し、令和5年2月27日に完成した。3月4日の高崎市近郊6年生卒業記念大会から使用する。
糸井ホールディングスが城南野球場の設備に対して寄贈するのは2度目で、令和元年度に城南球場のナイター照明の改修費用も寄附している。
糸井社長は「幼い頃から馴染んでいた城南野球場で、老朽化が目につき、電光掲示板は、群馬ダイヤモンドペガサスだけでなく球場を使用している方々に共通して必要な施設なので寄贈させていただきました。野球の楽しさにつながって地域活性化のきっかけになればうれしい。ペガサスの試合でも使い方のアイデアを練っており、ホームランや球場内の様子を映したり、地域や企業のPR動画流したり、エンターテインメント性を高めていきたい」と話している。
- 次の記事 高崎市ハザードマップを改定