出産・子育て応援交付金事業を高崎通貨で
(2023年02月3日)
安心して出産・子育てができる環境整備として国がこのほど創設した「出産子育て応援交付金事業」の実施について、高崎市はこの給付金を電子地域通貨「高崎通貨」で支給する方針をこれまでに示した。
国の施策は、妊娠期から出産・子育てまで、一貫して身近な相談に応じ、必要な支援につなぐ「伴走型の相談支援」と、育児関連用品の購入や子育て支援サービスに利用できる「経済的支援」を一体で実施するもの。
伴走型相談支援事業は、妊娠8か月前後にアンケートを実施し、希望者に保健師や助産師等が相談に応じる。
経済的支援事業は、出産・子育て応援ギフトを電子地域通貨「高崎通貨」で交付する。
高崎通貨は、アプリを登録し申請する。この応援ギフトは申請から、1か月から2か月後に交付し、使用期限は交付日から36か月間。市内の出産育児関連用品の取り扱い店をはじめ約2400店での買い物、産後ケア等の子育て支援サービスに使用できる。
令和5年1月3日までに出産した人及び妊娠届出済みの人には1月下旬以降、順次案内を送付。
【対象者】
申請時に高崎市に住民登録があり、令和4年4月1日から令和5年1月3日までに出産した人、同期間に出生したお子さんを養育している人。
申請時に高崎市に住民登録があり、令和4年4月1日から令和5年1月3日までに妊娠届出済みの人、令和5年1月4日以降に出産される人。
申請時に高崎市に住民登録があり、令和5年1月4日以降に妊娠届出をする人、出生するお子さんを養育する人。
【高崎通貨の給付額】
出産応援ギフト=妊婦1人につき5万円分の高崎通貨
子育て応援ギフト=子ども一人につき5万円分の高崎通貨
詳しくは高崎市ホームページ参照
https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2023012500076/
高崎市によれば、対象者数は令和4年度が約4800件で、経済効果は約3億7千万円を推計している。
富岡賢治市長は「高崎通貨で給付することで市内経済への波及効果にもつなげていきたい」とコメントしている。
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