高崎えびす講/氷彫刻高崎大会
(2022年11月25日)
プロの技が魅了
11月19日、20日に行われた第94回高崎えびす講の新規イベントとして、二日目の20日に「第1回氷彫刻高崎大会」が慈光通りで実施された。主催は一般社団法人全日本司厨士協会・北関東本部・高崎支部。
首都圏のホテルなどの司厨士(主に西洋料理の料理人)22人が参加し、氷彫刻の技術と作品を競った。
素材となる氷は幅50cm、奥行き25cm、高さ100cm、重さ135kgで、製作時間は1時間。氷をのこぎりで切ったり、のみで削り出す製作過程は迫力いっぱいで、会場には多くの来場者が集まり、職人の技が魅了した。
最高賞の高崎市長賞を、ホテルニューオータニ東京の平田浩一さんの作品で、椅子から跳ねる小型犬がフリスビーをくわえた様子を彫った「ナイスキャッチ」が受賞した。
平田さんは約30年の経験を持つ氷彫刻士で、これまで国内外の大会で数多くの優秀な成績を修めている。今回の作品は「百点満点の出来栄え。多くの人が見てくれてやりがいがありました。氷彫刻は透明感が美しく、パファーマンスも楽しんでもらえると思います」と話す。
授賞式では、富岡賢治市長がプレゼンテータをつとめ、来賓からは第2回大会を期待する声も寄せられた。
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