11月12日から警戒レベル2に引き上げ
(2022年11月11日)
病床使用率は46・7%
群馬県の山本一太知事は、11月10日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、11月12日から全県の警戒レベルを2に引き上げる考えを示した。期間は11月25日(金)までの2週間。
11月10日現在の、群馬県内の感染者数が直近1週間で7714人で、先々週の4128人、先週の6256人から増加した。
警戒レベル移行の判断基準となる医療提供体制は、病床使用率は46・7%で先週の38・3%から大きく上昇し、警戒レベル2の水準となった。
重症病床使用率は2・7%で先週と同じとなっている。
山本知事は「県内の感染者数は増加傾向が続き。医療提供体制の負荷が高まっている。第8波の入口に入った可能性も指摘されている」と述べ、専門家から「医療機関でのクラスターが多数発生し、県内の医療提供体制に余裕がなくなってきている。警戒レベル2への引き上げが妥当」と意見が出ていることから、警戒レベル引き上げ判断の理由を説明した。
県民に対し、「基本的な感染防止対策の徹底し、警戒のギアを一段上げて行動していただきたい。早期のワクチン接種をお願いしたい」と要請した。
新型コロナは過去2年間、年末年始に拡大しており、今冬はインフルエンザとの同時流行が懸念されている。知事は「夏を上回る感染拡大が生じれば医療機関を速やかに受診できないことも考えられる。発熱などの体調不良に備え、新型コロナの自己検査やセルフケアの準備、万一の感染に備え、少なくとも3日間程度の食料品や日用品の備蓄をお願いしたい」と述べた
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