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しののめ信金と信金キャピタル

しののめ信用金庫（横山慶一理事長）は、信金キャピタル株式会社（本社・東京都中央区、井筒圭亮社長）と共同し、事業継承や創業、成長を支援する投資ファンド「しののめ未来創造ファンド」を創設した。信金キャピタルは、信金中央金庫の100%子会社で、全国の信用金庫とともに中小企業の育成・支援を行っている。

１０月１８日に、しののめ信用金庫・横山理事長と信金キャピタル・茅野取締役らによるファンド設立調印式と記者会見がしののめ信金前橋営業部ビルで行われた。

発表によれば、ファンド総額は３億円で、形態は投資事業有限責任組合（LPS）、存続期間は１０年間。

信金キャピタルと信用金庫の共同ファンドの設立は全国で６例目、関東甲信越で初めて。信金キャピタルのファンド実績は２００社以上、信用金庫との共同ファンドでは約５０社となっている。しののめ信金の投資ファンド設立は初めてで、ファンドノウハウのある信金キャピタルと連携した。

横山理事長はファンドの活用により、地域事業者の経営課題の解決・支援と地域活性化に貢献したいと意欲を示した。

このファンドの投資対象は、事業承継に取り組む事業会社、創業・第二創業に取り組む事業会社、新たな業種・成長分野等の有力な担い手となることが見込まれる事業会社。

投資規模は一社あたり５百万円から数千万円を見込んでいる。

投資ファンドによる出資は、返済を伴う融資とは異なり、返済義務は無く、経営の安定も大きなメリット。しののめ未来創造ファンドは、投資と専門家を派遣するハンズオン支援を実施することで、地域の将来を担う中小企業・小規模事業者の成長促進をはかる。