しののめ信金が前橋営業部ビルをリニュアル
(2022年09月2日)
重厚な建築を生かしたリノベーション
しののめ信用金庫は、昭和38年に建設された前橋営業部ビル(前橋市千代田町)の耐震補強とリノベーション工事の完成記念式典を9月2日に行った。新店舗は9月5日から営業を行う。
前橋営業部ビルは、昭和38年に建築された旧前橋信用金庫本店の建物で、設計は久米建築事務所(現久米設計)。耐震診断の結果、建て替えの方針となったが、精査の結果、補強工事で対応できることがわかり、コンクリート製の重厚な梁を生かした大規模なリノベーションを実施した。
建築家、デザイナー、しののめ信金職員、地域住民が意見交換を重ねてコンセプトをまとめたという。
1階のエントランスロビーにはコーヒースタンド、2階にはライブラリーやコワーキングルームなどフリースペースを設けた。しののめ信金の利用者だけでなく、近隣の人たち、まちなかを訪れる人たちに開放する。
隣地のFMぐんま本社と「つどにわ」と名付けた広場でつながり、一体的な交流スペースを形成している。「つどにわ」やエントランスロビーはれんが舗装を施し、生糸倉庫やまちなか商業施設等との共通性を意識した。
完成式典で、しののめ信金の横山慶一理事長は「地域に貢献する施設としたいと考え、リノベーションした。新たな挑戦であり地域のために生かしたい」と地域貢献への意欲を示した。
フリースペースは月曜から土曜まで午前9時から午後7時、祝日・日曜は午前9時から午後5時。コーヒースタンドは午前10時30分から午後6時30分。火曜定休。飲み物は400円から。
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