直木賞作家の今村さんがトークショー

(2022年08月23日)



エコラボカフェで全国214カ所目

株式会社群成舎が運営するecolab cafe(高崎市上並榎町382-1)で、8月16日(火)午前10時45分から直木賞作家でテレビのニュース番組でコメンテーターとしても活躍する今村翔吾氏がトークショーを行った。

 

『今村翔吾のまつり旅―47都道府県まわりきるまで帰りませんー』の一環で全国を回り、今回のトークショーは214カ所目となる。このプロジェクトを始めた理由について、「作家が書店などで行うサイン会は東京が9割と圧倒的に多い。地域の書店はお金儲けというより、地元のために存続し続けなければという使命感でやっているところが多く、自分も大阪府箕面市にある書店を事業承継したこともあり、全国の書店の皆さんを励ましたいという想いがありました」と話した。

 

 

そして、30歳の時に小説家を志したきっかけについて、「それまでダンスインストラクターとして小・中・高校の児童・生徒たちとかかわり、夢をあきらめないで!とメッセージを伝えてきたが、あなたはどうなの?と問われ、自身も小説家という夢を叶えて若者たちに明るい未来を語れる大人になりたい」と一念発起した経緯を語った。

 

 

一時は連載等9本の小説を同時進行で書いていたというバイタリティーに驚かされるが、今村氏は自身のことをスーパーネガティブな性格と言い、だからこそ、短期の目標を立てて1つ1つクリアしていくうちに、それを片付けないと落ち着かない状況をつくるといったユニークな人生哲学を披露。

 

数々の歴史小説を世に出してきた今村氏が、好きな歴史上の人物は真田幸村の兄の信之(信幸)で、上田城と沼田城を結ぶ真田道の中間拠点として重要な役割を担ってきた群馬県吾妻郡東吾妻町の岩櫃城跡を中学一年の時に訪れたことがあると、本県との縁に触れた。会場には、今村氏の著作を愛読するファンも訪れ、記念写真やサインに快く応じた。

 

 

高崎の都市力 最新記事

  • 株式会社環境浄化研究所
  • シネマテークたかさき
  • ラジオ高崎
  • 高崎市
  • 広告掲載募集中