日本移植支援協会が絵本を寄贈
(2022年03月24日)
(左から)飯野教育長、富岡市長、高橋理事長、大島・群馬県代表
臓器移植がテーマ「大きな木」
移植治療の理解を広げようとNPO法人日本移植支援協会は、絵本「大きな木」127冊を高崎市に寄贈した。
3月24日に同協会の高橋理事長、大島・群馬県代表が高崎市役所を訪れ、贈呈式が行われた。
日本移植支援協会は臓器移植を希望する患者や家族などの支援や移植治療の周知啓発活動を行っている。
寄贈した絵本「大きな木」は脳死状態になった兄と臓器提供によって救われた命、家族の思いを描いた同協会の作品。中学2年生の道徳の教科書にも掲載されているそうだ。
今回、寄贈された絵本は高崎市立小中学校、高校、特別支援学校、市立図書館に配布される。また授業での貸し出し用として教育委員会にも40冊(1クラス人数分)が贈られた。
同協会は賛同者の浄財で、この絵本の寄贈を行っており、群馬県内では高崎市が4市目。
高橋理事長は、多くの患者が臓器提供を待っている現状を富岡賢治市長に話し、「命の大切さを考えるきっかけになってほしい」と絵本を手渡した。
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