高崎芸術劇場が多彩な公演をラインアップ
(2021年12月13日)
初の地方公演となる新国立劇場バレエ「不思議の国のアリス」Sets and Costume Design by Bob Crowley, Lighting Design by Natasha Katz, Projection Design by Jon Driscoll and Gemma Carrington 舞台写真:鹿摩隆司
高崎芸術劇場でも好評のブルーノート東京オールスタージャズオーケストラ
2022年シーズン速報
高崎芸術劇場の2022年度シーズンの主催公演ラインアップの速報版が、12月12日に発表された。
高崎芸術劇場と群馬交響楽団の魅力を深め、幅広い客層に高崎芸術劇場の公演を楽しんでもらうため、開館以来初開催となる催しも盛り込まれている。
群馬交響楽団との新企画は、「群馬交響楽団×高崎芸術劇場GTシンフォニックコンサート」として5公演が計画され、群響の定期公演に加えて、もう一つの定期公演として、親しみのあるクラシックや映画音楽、ポピュラー音楽の公演を予定している。先般、群馬県の山本一太知事と高崎市の富岡賢治市長が共同発表した群馬交響楽団の改革プランを踏まえた内容となっている。チケット情報などは順次発表。
高崎芸術劇場の大友直人芸術監督は「基本のコンセプトは、高崎芸術劇場に3ヵ所ある各々のホールの魅力を最大限に生かし、お客様になるべく幅広く多彩な演目をお楽しみいただければと思っています。特にT-shot、T-master、新たに始まる群響とのGTシリーズ、レジデントカルテットコンサートは継続性のある企画として力を入れていまいります。更に八代亜紀さんとのコンサートは、八代・大友・群響のそれぞれがスマートに新しい顔をお見せ出来ればと考えております」と話している。
問い合わせは、高崎芸術劇場、電話027-321-7300(代表)。
主な公演は以下の通り。
前回好評となった大型ミュージカル公演は、「四月は君の嘘」(2022年6月全3回公演=東宝制作)など3作品。
オペラは「カルメン」「アイーダ」(2022年1月=キエフオペラ)、モーツァルトの「魔笛」(2022年11月=ハンガリー国立歌劇場)を予定。地方公演が初となる「不思議の国アリス」(2022年6月=新国立劇場バレエ)はプロジェクションマッピングなども駆使した見ごたえあるステージとなる。
「群馬交響楽団×高崎芸術劇場GTシンフォニックコンサート」は、有名な楽曲をあらためてじっくりと鑑賞してもらうクラシック名曲プログラムを大友直人芸術監督の指揮で2公演を行う。
不朽の交響曲を聴く「3大交響曲」として、ベートーヴェン「運命」、シューベルト「未完成」、ドヴォルジャーク「新世界」を演奏。(2022年4月)
「3大コンチェルト」は、メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」、エルガー「チェロ協奏曲」、チャイコフスキー「ピアノ協奏曲」を演奏。ソリストにはT-SHOTシリーズに出演した若手演奏家を起用する。(2022年9月)
ポピュラー音楽では、映画音楽名作選を2公演(2022年6月・11月)、ジブリ&ミュージカル曲を1公演予定(2023年2月)。
大友芸術監督プロデュース公演では、八代亜紀が代表曲をオーケストラアレンジして群響と共演する。指揮は大友芸術監督(2022年5月)。
また大友芸術監督が推薦する若手演奏家のリサイタルT-SHOTシリーズが3公演(2022年6月・8月・12月)、日本を代表する演奏家を紹介するT-Mastersシリーズを2公演(2022年5月・11月)、高崎芸術劇場レジデントカルテット「ZEN」の公演が2回予定される(2022年7月・2023年2月)。
他にフジコ・ヘミングスペシャルコンサート(2022年4月)、こまつ座「紙屋町さくらホテル」(2022年7月)、ブルーノート東京×高崎芸術劇場のジャズ公演を6公演、人形浄瑠璃「文楽」、特選落語会(2022年6月・11月)。
音楽ホールのアコースティックな響き味わうリサイタル。室内楽を予定。
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