寺尾中で被爆体験記・原爆詩朗読会
(2021年12月10日)
広島平和記念館からボランティア招く
市立寺尾中学校で11月30日に、広島原爆死没者追悼平和記念館から被爆体験記朗読ボランティア2人を招き、全校生徒を対象とした被爆体験記・原爆詩朗読会が行われた。
朗読ボランティアの中丸可陽さん、滝口裕子さんが来校し、原爆の被害を記録した映像のDVD上映、ボランティア2人による体験記。原爆詩の朗読、生徒による原爆詩の朗読が行われた。
中丸さんらは、8月6日の原爆投下時の広島市内の情景を語りながら、被爆者の体験記や詩を朗読し、原爆により家族や友人を失った悲しみを伝えた。大怪我をした苦痛、家屋の倒壊や火災により、目の前で親や幼い兄弟が亡くなったことを記した体験記や詩など、心を打つ作品が紹介された。
原爆詩を朗読した生徒からは、被爆した人たちや家族の心情について感想や意見も述べられた。生徒代表からは「胸がはりさけそうな気持になりました。8月6日に広島に原爆が落ちたことを後世につたえることが自分たちの役割だと思います」と話した。
朗読会後、中丸さんと滝口さんは「久しぶりに遠方に出ることができ、たくさんの生徒さんの前で朗読ができました。生徒の皆さんが真剣に参加してくれました。『この世界の片隅に』や『はだしのゲン』も見たり、読んだりして広島や原爆に関心を持ってくれていて、うれしかったです」と話していた。
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