高崎駅ビル東口1階に駅ピアノ

(2021年10月22日)

駅ピアノオープニングセレモニー
レーモンドがデザインした駅ピアノを演奏するピアニストの福田さん

自由に演奏。午前10時から午後8時

高崎中央ライオンズクラブ結成55周年事業として、高崎駅東口に「駅ピアノ」が設置され、10月22日にオープニングセレモニーが行われた。

 

このピアノは、群馬音楽センターを設計したアントニン・レーモンドが約60年前にデザインし、ヤマハから発売されたもの。音楽のまち高崎の「駅ピアノ」にふさわしいストーリー性を持っている。高崎中央ライオンズクラブが購入し、高崎駅東口1階に設置された。

 

群馬県内の駅ピアノは前橋駅、桐生駅に置かれており、高崎駅が3例目。

 

オープニングセレモニーで高崎中央ライオンズクラブの橋爪洋介会長は「今まで高崎駅に駅ピアノが無かったのが不思議なくらいでした。訪れる人の思い出になる演奏を奏でてほしい」とあいさつ。

 

高崎市の富岡賢治市長は「駅ピアノは心打たれる人生模様が描かれ、民間でやってほしいと考えていました。こういう積み重ねがまちに情緒と潤いを与えてくれます」と祝った。

 

JR高崎支社の南沢千春支社長は「駅ピアノの設置は明るく大きな話題になります。音楽のあるまち高崎の活性化に、高崎駅も皆さんと一体になって取り組み、まちを盛り上げていきたい」とあいさつした。

 

式後、市内在住のピアニスト福田美成子(ふくだみなこ)さんのピアノ演奏が行われ、来場者を楽しませた。演奏後、福田さんは「木目調で響きもすばらしいピアノです。ヨーロッパには多くのまちにストリートピアノがあり、子どもたちからお年寄りまでたくさんの人が演奏しています。この駅ピアノで高崎駅やまちの雰囲気も良くなると思います」と話している。

 

駅ピアノは誰でも自由に無料で演奏できる。チラシ配布やイベント告知など営業活動への利用はできない。演奏できる時間は午前10時から午後8時。演奏時にピアノの屋根(蓋)は閉じておく。バンドやマイクによる電子楽器との合奏はできない。一人の演奏時間は10分程度を目安に、譲り合って使用する。

 

 

 

 

 

 

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