村上鬼城顕彰全国俳句大会・村上鬼城賞受賞者

(2021年09月30日)

村上鬼城顕彰第35回全国俳句大会、第34回村上鬼城賞の受賞者が発表された。

 

全国俳句大会は、全国から1538句(昨年度1466句)の応募があった。この俳句大会は、全国的に著名な俳人15人が審査しており、俳句愛好者の大きな励みとなっている。

 

村上鬼城賞は、全国の俳人が、昨年度に俳誌・俳壇に発表した作品の中から30句を自選して応募する賞で、数ある俳句賞の中でも難関となっており、今年度は166編(昨年度186編)の応募があった。

 

昨年、今年と2年連続で授賞式は中止となっているが、コロナ禍のため、全国で句会や吟行が開催できない状況となっており、本大会は俳句づくりにつながる貴重な機会になっている。

 

第35回全国俳句大会

【群馬県知事賞】

風車思ひ出すかに動き出す 武井禎子(群馬県)

 

【高崎市長賞】

白萩の忌日を待ちて刈られけり 吉井たくみ(群馬県)

 

【高崎市議会議長賞】

水よりもかがやいてゐる若葉かな 山下さと子(熊本県)

 

【高崎市教育長賞】

海女の子の貝を供へて地蔵盆 小畑晴子(大阪府)

 

【村上鬼城顕彰会賞】

風の来て知る風鈴の在りどころ       髙山芳典(群馬県)

綿虫の湖の碧さに消えにけり 並木秋野(群馬県)

伸びをして猫立春を歩きだす           矢島慶作 群馬県)

星空の深さを思ふ帰省かな              都丸赫子(群馬県)

 

第34回村上鬼城賞

正賞

「青岬」菰田晶(愛知県)

佳作

「山恋し」荻野杏子(愛知県)

「挨拶」若杉朋哉(埼玉県)

新人賞

「薄化粧」宮内千早(群馬県)

 

 

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