鎧兜の最後の戦い「下仁田戦争」
(2021年09月23日)
高崎学検定講座
10月23日(土)の第9回高崎学検定実施を前に、高崎学検定講座が9月18日に高崎市市民活動センター・ソシアスで行われた。
幕末の動乱期に下仁田町で勃発した「下仁田戦争」をテーマに、堤克政さんが講演した。堤さんは高崎藩家老の家系で、曽祖父が下仁田戦争の戦没者となっており、「天狗党事件と高崎藩」を著している。
下仁田戦争は、1864年(元治元年)に京都をめざした水戸天狗党900人と高崎藩約200人による戦いで高崎藩勢36人が殉じた。下仁田町が戦場となったことから、下仁田戦争と呼ばれている。歴史家からは鎧兜による最後の戦いとされている。
堤さんは、天狗党を生んだ水戸藩の内情や幕府の動き、天狗党追討軍として招集された各藩の実情など、下仁田戦争の背景や、高崎藩だけが譜代藩として幕命を全うした経緯を説明した。
高崎学検定は、令和3年10月23日(土)午前10時開始。検定時間90分、出題は四者択一が100問。成績優秀者を高崎学博士に認定。
受検料は1000円(高校生以下無料)、申し込みは10月8日(金)まで受付。
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