中室田小校区が地域協力で交通安全旗を設置
(2021年09月3日)
子どもたちの安全願って設置
榛名地域の中室田小校区で、児童の登下校の安全を守ろうと、同校の西側に開通した広域農道「榛名南麓スカイライン」などの幹線道路に交通安全のぼり旗が設置された。
中室田小は児童数38人で、通学路はアップダウンの起伏もある。児童に交通安全指導を実施しているが、今泉貴博校長は「子どもたちの安全のために、運転手への啓発は不可欠。地域の方々が協力してくださいました」と話す。
中室田小校区では、交通安全指導員に加え、地域独自の活動として、地域の人たちが登下校時に危険箇所に立って子どもたちを見守る「ふれあいパトロール」が実施されている。
6月に広域農道「榛名南麓スカイライン」が開通し、中室田小校区の交通環境が変化し、近道・抜け道と幹線の交叉点の出合いがしらなど、通行する自動車の運転手に対して安全運転を啓発しようと、交通安全のぼり旗の設置が計画された。
伝統的に根づいている地域組織「大字中室田」がのぼり旗3種類計50本の製作費用を負担してくれたそうだ。
旗は目立つ色と、運転手から見やすい大きな文字が特徴。
設置場所の選定は、保護者が点検した通学路の危険箇所や「ふれあいパトロール」による交通危険箇所などをもとに、実情に詳しい区長らが実地調査して決定。8月29日に地域の協力で設置作業が行われた。
開通したばかりの「榛名南麓スカイライン」は道路品質や景観も良く、気持ちよく運転できる反面、わき見やスピードなど、運転手に油断が生まれることも、学校や地域では心配していたそうだ。
今泉校長は「地域の皆さんの協力で2学期が始まる前に、のぼり旗を設置できました。夏休み明けの子どもたちが安心して登校できるように、尽力していただきました」と感謝でいっぱいの様子。「のぼり旗によって、交通安全を願う校区の皆さんの気持ちが運転手に通じ、安全運転につながってほしいです」と話している。
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