市役所に県央ワクチン接種センター分室を開設
(2021年08月27日)
市民の8割接種へ必要量を確保
高崎市は県央ワクチン接種センター分室を高崎市役所内に開設し、ワクチン接種を希望する市民全員に対応できる体制を整備した。8月25日に高崎市が発表した。
現在、国から高崎市へ供給されるファイザー社製ワクチンが非常に限られており、高崎市の個別接種・集団接種の予約枠が十分にない状況となっている。
高崎市は、Gメッセ群馬で群馬県が運営している県央ワクチン接種センターの分室を高崎市役所に設置し、市民のワクチン接種を進める。
高崎市は接種率約8割を想定しており、今後、約18万9千回分のワクチン量が必要とされている。既に16万2千回のワクチンを確保しており、今回の県央ワクチン接種センター分室設置により、モデルナ社製ワクチン約4万回分を確保することできたという。合計で約20万回分を超えるワクチンが確保でき、高崎市が想定している必要量を確保することができた。
高崎市の動画配信「市長から市民の皆さまへ21(8月26日)」で、富岡賢治市長は、現在、高崎市民の約50%が2回のワクチン接種を完了していると述べている。
20代~30代の接種率が約25%で、ワクチンを接種していない若い世代に感染が拡大している。富岡賢治市長はラジオ高崎の番組で、若い世代にワクチン接種を急いで進めたいが、国からのファイザー社製ワクチンの供給は不安定で見通せない状況にあったと所感を述べている。
分室の設置場所は高崎市役所21階展望ロビー。
予約開始は8月27日(金)、接種開始は9月8日(水)。
接種時間は平日・土曜が午後1時30分から午後4時30分、午後5時から午後8時。
日曜・祝日が午前9時から正午、午後1時30分から午後4時30分、午後5時から午後8時。
満12歳以上の市民が予約できる。なお1回目にファイザー社製ワクチンを接種した人は接種できない。
1回目の予約後、2回目の予約は不要で、自動的に4週間後の同曜日・同時間の予約が確保される。
予約方法は、高崎市コロナワクチン予約センターに電話または高崎市コロナワクチン予約サイトで予約する。
予約センター電話:0120-08-5670。
予約サイトhttps://www.covid19-vaccine.mrso.jp/102024/VisitNumbers/visitnoAuth/
富岡賢治市長は「高崎市民のために新たにモデルナ接種の分室を設置し、また市民全体のワクチン必要量を確保した」とコメントしている。
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