8月20日から緊急事態宣言

(2021年08月18日)


外出の抑制を要請

群馬県の山本一太知事は8月16日に国に対して緊急事態宣言の適応を国に要請し、政府は群馬県など7府県を緊急事態宣言の対象地域に追加することを8月17日に決定した。緊急事態宣言の期間は8月20日(金)から9月12日(日)で、対象地域は群馬県全域。

 

県は8月19日まで「まん延防止等重点措置」による要請を措置区域の20市町村、措置区域外の15町村についてそれぞれ行っている。

緊急事態宣言の対象となる8月20日から9月12日の期間は、県内全市町村について一律に、カラオケ店や酒類提供のある飲食店の休業要請、酒類提供のない飲食店や1000㎡超の大型施設の営業時間を午後8時までとする時短要請など、緊急事態宣言に基づく要請を行う。

 

山本知事は17日に臨時記者会見を行い、緊急事態宣言の要請理由として、デルタ株による感染の急拡大、近隣都県で感染収束の見通しが立たない、北関東3県で一体的な対応が必要-の3点を示し、「現在の感染状況が続くと医療サービスの提供が困難になる。強力な対策を講じないと県民の命、健康、暮しを守ることはできない」と判断した。

 

山本知事は、「まん延防止等重点措置から1週間になるが、残念ながら感染の波を抑え込むことができていない。直近1週間の感染者数が過去最大の174人となった。病床稼働率も危険水域の70・2%に達し、国のステージ4を超過している」と現状に危機感を示した。

 

現在の対応を続けていても感染拡大を抑えられないとし、「外出の機会を2分の1に減らすことを目標に外出の抑制をお願いしたい」と述べた。夜8時以降の外出・混雑している場所・時間帯の外出の回避、生活に必要な場合を除き県外との往来を行わないことを重点に示した。

 

緊急事態宣言の要請による対象店舗の休業・時短については、県議会の議決を経て協力金を給付する。

 

知事は「人の流れを抑制する経済制限措置は二度ととりたくないと繰り返し述べてきたが、群馬県は極めて危機的な状況だ。最悪の事態として想定した一日100人の2倍以上の感染者が毎日出ている。強い措置でないと群馬県の医療体制を守ることはできない」などと強調した。また、県内観光等の観点から、これまで知事は県外来県者についての言及は控えていたが「他県の方も緊急事態宣言も期間中は群馬県に来ることを控えてほしい」と要望した。

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