ヤングケアラー支援でヘルパー派遣
(2021年08月13日)
全国初・令和4年度から
家族のケアや家事を行う18歳未満の子ども「ヤングケアラー」に社会的な関心が高まっており、高崎市は全国初となるヤングケアラー支援のための無料ヘルパー派遣制度を令和4年4月に創設する。高崎市が8月13日に発表した。
対象者は市内在住の中学生と高校生。
2人一組のヘルパーを派遣し、掃除・洗濯、買い物、料理などの家事、兄弟の世話、高齢者や障害者など家族の介護、衣類やシーツの交換、見守りなどを行う。
利用は無料で、一日2時間。利用上限は週2回。
生徒、保護者で希望がある場合には学校に申し出てもらう。生徒の状況を把握している担任等が校長に申し出ることが可。学校を通じて高崎市教育委員会に申請する。
ヤングケアラー支援推進会議を設置し、認定や支援内容の検討を行う。
支援団体はプロポーザル方式の入札を行い決定する予定。
令和4年度予算案に必要経費約1億円を盛り込む予定。
富岡賢治市長は「高崎市のヤングケアラーは高崎市で守るという決意で取り組んでいきたい」とコメントしている。
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