榛名湖で水難救助訓練

(2021年06月16日)

車椅子のまま乗降が可能

高機能救命ボート

高崎市等広域消防局は、夏を迎え、梅雨や台風などの出水期や水辺のレジャーシーズンの水難事故に備え、6月16日から3日間にわたって榛名湖で水難救助訓練を実施している。

 

大規模な風水害が多発していることから、消防庁は全国の都道府県に高機能救命ボートを配備しており、群馬県では高崎市等広域消防局に配備され、高崎中央署が所管している。また高崎北署が水難救助を中心的に担っていることから、今回の訓練には中央署、北署から一日に約20人が参加し、高機能救命ボートの操船訓練、溺れた人の救助訓練が行われた。

 

高機能救命ボートは長さ6・7m、幅3・2m、30馬力、十分な浮力があることから20人が乗船でき、船底は補強布で強化されているため、がれきのある浸水域でも活動できる。

船首が開閉でき、人や資器材の積み下ろしが容易で車椅子ごと救助することもできる。

 

高機能救命ボートによる訓練は2年目。高崎市等広域消防局では「出水期になり出動に備えたい。訓練を通じて現場に生かしていきたい」と話している。

また高崎市等広域消防局は、6月末には碓氷湖での救助訓練も予定している。

 

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