実った菜種を収穫
(2021年06月10日)
新島学園ファーム
新島学園(安中市)の体験農園「新島学園ファーム」で、「菜の花プロジェクト」の取り組みが行われており、菜種の収穫の季節を迎えた。
新島学園ファームの面積は約2千㎡で、昨秋に種を蒔き、春には一面の菜の花で楽しませた。6月になり、穂先のさやがふくらみ、葉や茎が乾燥して黄色く色づいた。
6月10日に、同学園中等部2年生ら約70人が菜の花畑で収穫作業を行った。農地に敷かれたブルーシートの上で刈り取った茎を叩き、さやの部分を収穫した。
生育状況にばらつきがあるので、様子を見ながら、6月中に順次、刈り取りをしていく予定。
「新島学園ファーム」は遊休農地を活用し、資源の循環や地球環境、地域貢献を考えていく取り組みで、菜の花プロジェクトを通じて土づくりを行い、大豆などの栽培も計画している。
新島学園の湯浅康毅理事長は「多くの方に関わっていただき、感謝したい。コロナによって学校生活も影響を受けているが、青空の下で生徒が思い切り活動できた。菜種油の使い方も可能性を考えていきたい」と話している。オイルランプやキャンドルとしてクリスマス礼拝での使用を検討しているという。
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