新型コロナ 今後も一進一退の持久戦
(2021年04月23日)
GWに向けた対策が必要
群馬県の山本一太知事は、4月22日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染が拡大している現状から、愛郷ぐんまプロジェクトの当面中止やGWに向けた県民への呼びかけ、変異株に対するスクリーニング検査の拡充を緊急対策として発表するとともに、新型コロナの感染状況については「今後も一進一退の持久戦が続く」と見通しを述べた。
群馬県内の感染者数が、4月1日からの1週間=160人、4月8日からの1週間=205人、4月15日からの1週間=206人と増加していることから、GWを前に、新たな対策を発表した。
宿泊・飲食需要を喚起する愛郷ぐんまプロジェクトは、4月29日から当面の間、中止する。再開は感染状況を総合的に判断し決定する。
GWの感染拡大防止については、緊急事態宣言・まん延防止等重点措置地域については、移動往来の延期・自粛を県民にお願いする。その他の地域についても、移動往来は慎重に検討するようお願いする。また大人数での会食やBBQは控えるようお願いする。
飲食店等については、業種別ガイドラインの遵守・徹底をお願いする。
イベント・集客施設については、参加人数の制限、入場整理等で密集回避をお願いする。
大規模小売店・商業施設の催物・バーゲンセール等の実施については人数制限などの対応をお願いする。
変異株のスクリーニング検査については、現在の30%から50%に5月中に拡大する予定。
愛郷ぐんまプロジェクトの中止については、山本知事は他県に先駆けて実施した事業で、首都圏から群馬へ訪れる宿泊者のキャンセル分を愛郷ぐんまプロジェクトが補ってきた実績があり、県内市町村の協力も得られて経済効果が広がっていたとし、無念な表情を見せた。また愛郷ぐんまプロジェクトが感染拡大につながったとは考えていないと述べた。