クーポン券発送はワクチン確保の見通しが立ってから
(2021年03月16日)
高齢者は接種場所への送迎も
富岡賢治市長は、3月15日にYouTubeで配信した「市長から市民の皆さまへNO14」で、新型コロナウイルスワクチンについて現状を述べ、ワクチン接種のクーポン券はワクチン確保の見通しが立ってから発送することや、高齢者接種では、施設入居者から接種を行うほか、在宅の高齢者は公用車を使って自宅から接種場所の医療機関まで送迎するなどの考えを示した。
国から送られてくるワクチンは、一度にたくさん届くのではなく、小量ずつ届くため、ワクチン接種がいつ頃開始されるのか答えにくい状況にあると述べた。
現在の情報では、医療関係者(約1万1千人)からスタートし、3月11日現在で、既に接種が進んでいる。ワクチンの配分は接種予定者の1~2割分にとどまっている。
特定の大きな病院にマイナス75度以下に冷却できる冷蔵庫を用意し、そこを拠点に各病院に配布し接種を行っている。
次に予定している高齢者向けの接種では、市内対象者11万人に対するワクチンの見通しはまだ立っていない。国は6月中に届くとしているが心もとない状況と所感を述べた。
高齢者の接種は4月中旬頃開始と見込んでいる。しかし届く量が少なく、高齢者を全員、同時に接種することは難しい状況とした。高齢者施設の入居者から接種し、施設内外での感染拡大を防止につなげる考え。
ワクチン接種は、対象者にクーポン券を発送し、記載されている電話やインターネットで接種の日時と場所を予約する。
クーポン券の発送時期は決定していない。国は4月中旬頃を希望しているが、クーポン券を発送してもワクチンがないため、当面は予約受付ができない。
富岡市長はワクチン確保の見通しがある程度わかり、接種できる体制が確立されてから、クーポン券を発送したいと述べた。
接種場所は、本人が居住する地域の医療機関となる。
予約日時に指定の医療機関に行って接種するが、足の悪い人、交通手段がない人のために、富岡市長はタクシー利用や公用車100台の出動により、一人ひとりを自宅から接種場所に送迎する考えを示した。
各病院には専門業者に委託してワクチンを届ける予定。予約状況を確認しながら適切な配送を行う。
「市長から市民の皆さまへNO14」
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