経済を支え安心安全を守る予算に
(2021年02月12日)
高崎市令和3年度予算
高崎市は令和3年度予算を2月12日に内示した。
高崎市の令和3年度予算は、一般会計は1649億2千万円で前年度と比べ0・4%の減少となった。一般会計、特別会計、企業会計を合算した令和3年度の予算総額は、2640億7907万円で、前年度に比べ比1・1%の減となった。
富岡賢治市長は令和3年度予算の編成について「コロナ禍において市内経済を支え、市民生活の安心安全を守っていきたい」と述べた。
歳入は、市税収入は585億7606万円で前年度と比べて3・7%の減少となった。新型コロナウイルス感染症の影響で、市内産業界等への影響が心配されているが、富岡市長は「想定よりも税収の減少幅が少なかった」としている。
コロナ対策では、医療提供体制整備、夜間休日急病診療所の強化、新型コロナウイルス病原体検査の公費負担、感染症入院患者医療費助成を盛り込んだ。
回復患者の転院に対する助成は、高崎市の特色ある制度で、回復した高齢者を受け入れる施設の調整なども行い、感染症専用病床の安定的な稼働につなげる。
国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用した事業を実施する。
高浜クリーンセンターの建て替え事業を継続しているため、新たな大規模プロジェクトについては着手しない考え。
高齢者施策では、「おとしよりぐるりんタクシー」は現在運行している倉渕、榛名、吉井の路線に加え、新路線を創設する。
組織体制については、職員定員を7人増員し2365人とする。
新型コロナウイルス感染症の新規感染者対応・ワクチン接種に向けた体制整備のため保健所職員を10人増員する。
子育て支援体制の充実のため保育士を4人増員する。
児童相談所の開設に向け福祉職員を3人増員する。職員の実務研修のため中核市3市の児童相談所へ職員を各1人派遣する。児童虐待対策について、富岡市長は、「行動する児童相談所をめざしたい」と考えを示し、令和7年度の開設をめざす。
情報政策課にデジタル化担当を新設し、2人を配置。市民サービスの利便性向上、市役所の業務効率化をはかる。
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