コロナ禍での子育て「不安」7割
(2021年01月26日)
高崎市私立幼稚園・こども園父母の会連合会(清水俊哉会長)、高崎市私立幼稚園・こども園協会(蜂須賀和夫会長)が、日本医師会常任理事・小泉小児科医医院の釜萢敏院長をゲストに招いて収録したオンラインセミナーの基礎データとして、コロナ禍での子育てについて、事前に保護者アンケートを行った。
新型コロナウイルスの感染が拡大して1年となり、保護者の気持ちは「不安だ」68%、「感染防止対策を踏まえた上で生活が戻りつつある」30%となった。
意見としては「陽性となった時の周りの反応が心配」「対策はしっかり行うが感染するときは感染すると思わないと生活できない」「これ以上何をどうすればいいのか」「親族に会いに行けない」などがあった。
「県外出かけていない」が8割
休日の過ごし方は「主に自宅で過ごす」37・5%、「家族と遊んだり出かけている」47・5%などとなった。密にならない広い場所や人の少ない公園で遊んでいることが記された。
県外の旅行については「出かけていない」80・4%、「日帰り」7・6%などで外出を控えている様子が示された。
子どもたちの変化は
自宅で過ごすこと多くなったことによる子どもたちの変化は、「変化はない」76・2%、「変化があった」23・8%となった。
変化があったケースでは、「精神面」52・3%、「体力・健康面」44・1%など。
具体的な変化の様子では、「テレビを見る時間やゲームをする時間が長くなった」「イライラしている・兄弟喧嘩が増えた・キレやすい」などの心配が挙げられた。
「つまらなそうにしている」「赤ちゃんかえりした」の他、「咳が出るとコロナになっちゃうかなと話すようになった」などがあった。
「進んで手洗いや消毒をするようになった」と子どもたちの感染防止意識が高い様子もうかがえた。
コロナ禍での子育て不安は
コロナ禍での子育ての不安は「感染の不安」24・3%、「生活面での不安」24・7%、「子どもへの不安」25・7%などとなった。
自分が感染した場合の子どもの面倒や家事、仕事などをどうしたらいいのか、夫ができるのか、子育ての協力者がいない、転入して間もないので孤立するのが不安など切実な声があった。
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