年間救急件数が1万5千件・大きく2千件減

(2021年01月26日)



各グラフは高崎市等広域消防局資料より作成

2年連続で減少

高崎市等広域消防局は、令和2年の高崎市の救急件数の速報値を示した。なお吉井町は多野藤岡広域に含まれるので、集計から除く。

 

高崎市における令和2年の救急件数は、出動件数が1万5054件、搬送人員は1万3919人となった。前年と比べると出動件数は2029件(12%)減少、搬送人員は2006人(13%)減少した。

 

一日当たりの平均出動件数は41・2件で、前年の46・8件から5・6件減少した。時間にして34・9分に1件の割合で救急事案が発生し、市民25人に一人が救急隊によって医療機関に搬送されたことになる。

 

救急件数が減少したのは2年連続。令和元年は前年に比べ出動件数が87件減で、令和2年は減少幅が拡大している。

 

事故種別では、急病が9750件で最も多く、一般負傷2253件、転院搬送1337件、交通1108件となっている。

前年に比べ、急病は1433件減少、一般負傷は75件減少、転院搬送は142件減少、交通は323件減少した。

平成26年までの上位は急病、一般負傷、交通の順だったが、平成27年度以降、現在の順となっている。

 

急病による救急件数は増加を続けていたが、令和2年は大きく減少した。また交通による救急件数の減少幅も大きかった。

 

集計対象となる高崎市の人口は令和2年が34万8310人、令和元年が34万9237人で927人(0・27%)減。

 

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