商店街が連携しアートベンチ設置

(2020年12月10日)


GOTO商店街を活用

高崎の中心商店街で、国の「GOTOキャンペーン」の一つである「GOTO商店街」事業を活用し、地域の魅力を創造・発信する取り組みが始まった。

 

高崎駅西口の東二条通り「チームハナハナストリート」、大手前慈光通り商店街、大手前通りの3つの商店街が連携し、アートを描いたベンチ35台を設置する「高崎ストリートベンチプロジェクト」では、アーティスト13人による公開制作が12月10日に高崎駅西口・高崎オーパ前のペデストリアンデッキで行われた。

 

この「高崎ストリートベンチプロジェクト」は、「居心地の良い街」をコンセプトに高崎駅西口からスズラン高崎店に至る3商店街のあちこちにアートベンチを設置し、街を歩く人たちの休憩場所として利便性をはかるとともに、アートを見ながら買い物やまち歩きを楽しんでもらうのが狙い。

また商店街の店舗を紹介する動画をYouTubeで公開し、各店舗の魅力を発信し、購買意欲の向上をはかっていく。

 

35台のベンチの内、20台がアーティストの作品、残りの15台は南小学校の各学年や高松中学校美術部、慈光こども園の子ども達などに描いてもらい、完成したベンチから随時設置していく予定。

 

ベンチの設置は令和3年2月14日まで。フォトコンテストも計画している。

 

高崎の中心商店街では、大型店の集客やマンション建設などにより、まちなか全体の通行量は増えているものの、商店街に取り込めきれないていない状況もあった。

新型コロナウイルスの影響により、まちなかの飲食店や小売店、サービス業も大きな影響を受けているとともに、高崎まつりや高崎えびす講市などまちなかの大型イベントも中止になってきた。

商店街でも、イベントなど独自で積極的な事業が実施できない状況にあり、商店街の枠を超えて、コロナ禍を乗り越えていこうと3商店街が結束した。

 

3商店街でつながる高崎駅西口からスズラン高崎店のエリアは、高崎の中心商店街を回遊する重要な歩行者動線となっている。

 

プロジェクトの代表でチームハナハナストリート会長の岡田恵子さんは「アートベンチを楽しんでもらい、居心地の良い空間を創っていきたい。子どもたちにもアートベンチを制作してもらうことで、地域への愛着につなげていける」と話している。

 

 

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