文化財保護賞に小栗上野介顕彰会と森田さん
(2020年11月20日)
文化財保護の功績
高崎市は令和2年度の文化財保護賞受賞者を11月20日に発表した。
受賞したのは小栗上野介顕彰会と森田秀策(もりた・しゅうさく)さん。
小栗上野介顕彰会は昭和26年に設立され、会員数は308人、市川平治会長、事務局は倉渕支所内。
県指定史跡「小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけ・ただまさ)の墓」、高崎市指定史跡「小栗上野介忠順終焉の地」の維持管理活動を継続的に実施し、文化財の保護や環境整備に大きく貢献した。
昭和51年から機関誌を発行し、企画展、シンポジウム、小栗まつりなどの活動を継続し、小栗公の偉業を内外に発信している。
【小栗上野介忠順公】小栗公は幕府の遣米使節、勘定奉行などの要職につき、横須賀製鉄所を設立するなど日本の近代化を進めた。明治になり倉渕村権田に隠棲したが反逆の意があるとし、非業な最期を遂げた。権田の東善寺に小栗公父子らの墓がある。
森田さんは高崎市史編さん専門委員会委員長として高崎市の歴史教育や文化財保護に貢献された。89歳。
小中学校教諭、群馬県文化財保護課長、群馬県立歴史博物館長、高崎市立並榎中学校長、群馬県文化財保護審議会委員を歴任。平成2年から令和2年まで高崎市文化財調査委員。
著書に「高崎史帖(みやま文庫・平成14年)」他。
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