インフル流行期に備えコロナ対策を強化
(2020年11月6日)
民間4病院の診療・検査体制など
高崎市は、インフルエンザの流行期に備え、一層のコロナ対策を行うため、「新型コロナウイルス感染対策緊急支援プラン」を10月30日に発表した。
高崎市では、高崎総合医療センターを中核的な病院として、民間の日高病院、黒沢病院、第一病院、高崎中央病の4病院を協力医療機関として、発熱患者の診察やPCR検査など新型コロナウイルス感染症の対応を行ってきた。日高病院は陽性患者の受け入れ病床を10床整備するなど、医療体制の充実が進んでいる。
支援プランにより、これからインフルエンザの流行期を迎え、発熱患者の増加が予想されることから、診療体制やPCR検査体制を強化するため、高崎市は民間4病院へ支援を行い、市民が安心して診療・検査を受けられる体制を確保する。
予算額として1億2千万円を措置するため、12月市議会に補正予算案をはかる。
4病院への支援としては、
発熱患者の受診相談に応じ、診療を行う体制を整備するため医師、看護師の人件費相当分を補助
各病院の検査体制を体制強化するため臨床検査技師等の人件費相当分とPCR検査機器の導入費を補助
今年度のPCR検査の検体採取の実績に応じて補助する
発熱者受診相談センターの紹介を受け患者の診療を行っている診療所・安心して受診できる環境づくりに取り組む歯科診療所について、感染症対策や従事者のPCR検査実施などの取り組みを支援する。
薬局への来院を控える患者に対し、郵便や電話で健康相談に応じる薬局、薬剤師会の取り組みを支援する。
外出を控える市民に向けて健康教室を開催する柔道整復師を支援する。
富岡賢治市長は「コロナ対策の一層の強化をはかるため、市内医療機関への支援を強化したい」とコメントしている。
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