群馬県民一人当たりのごみ排出量=全国37位
(2020年05月30日)
高崎市は962g
群馬県は平成30年度の県内のごみ排出量について5月28日に発表した。
ごみ削減進むが全国平均下回る
群馬県の平成30年のごみ排出量は6万9947tで、前年の71326tに比べて1379t減少した。
県民一人一日当たりのごみ排出量は986gで、前年と同じだった。一人一日当たり排出量の全国平均は918gで、全国平均よりも68g多く、全国での順位は37位だった。前年の全国順位は40位だった。
群馬県のリサイクル率は15・2%で、全国平均は19・9%、リサイクル率の全国順位は39位。
高崎市の一人一日当たりのごみ排出量は962gで、県内35市町村の中で17位だった。県内で最も少なかったのは甘楽町の598g、最も多かったのは草津町の2189gだった。
高崎市のリサイクル率は12・7%で県内順位は23位だった。
ごみ排出量 実情の啓発も必要
群馬県のごみ排出量は減少しているが、平成23年度に全国ワースト2位となるなど、依然として県民の一人一日当たりのごみ排出量は、全国平均と比べて多い。なお基準年度(平成26年度)からの一人一日当たりごみ削減量は全国平均を上回る成果となっている。
群馬県は、生ごみの排出抑制や紙・布類の再資源化の推進など、一層のごみ減量化が必要とするとともに、平成31年に実施した「循環型社会づくりに関する県民等意識調査」によれば、群馬県のごみ排出量や全国順位について7割以上の県民が知らないことが示され、ごみの減量化に向けた広報啓発の強化が必要ともしている。
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