浸水防止や避難所対策強化
(2020年02月14日)
台風19号を教訓に
令和元年の台風19号による記録的な大雨によって多くの住宅が浸水被害を受けるとともに、道路や橋梁などにも甚大な被害が発生した。
高崎市は台風19号の被害等を教訓に、今後の防災・減災対策について、13日の高崎市議会防災危機管理対策特別委員会に報告した。
高崎市は大規模な河川はん濫を防ぐため、井野川などの市内河川では堤防のかさ上げや護岸対策、河川内の浚渫など河川管理者と協力して実施してきた。
台風19号で被害が出た鏑川について、吉井町池や中島など無堤防箇所の築堤や築堤のかさ上げを群馬県に要望する。
河川の水位が上昇し、内水はん濫による浸水被害が発生したため、災害対策車を1台から3台に増台し、速やかな排水作業ができるよう整備する。
避難所の環境整備では、避難所となる小中学校の体育館トイレの洋式化や多目的トイレの導入を推進する。
会話が困難な避難者と円滑なコミュニケーションを図るため、全ての避難所にコミュニケーションボードを設置する。
避難者や避難所を開設した職員の意見から、電気湯沸かし器など避難所の備品、避難者への情報提供など雛所環境の充実に努める。
地域防災力の強化を図るため、ハザードマップを活用した周知に努める(地域の災害リスク、避難所情報・防災情報の入手、避難する際の非常用持ち物など)。
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