花火コンクール優勝は今野さん
(2020年02月2日)
コンクール作品が倉渕の夜空を彩る
左から山内さん、今野さん、気賀澤さん
倉渕に観客1万人
40歳以下の花火師による花火の競技会「高崎HANABIコンクール」が2月1日(土)に道の駅くらぶち小栗の里で開催された。
コンクールには全国から20人の花火師がエントリーし、趣向を凝らした打ち上げ花火を出品された。
大会のフィナーレは、高崎市内の菊屋小幡花火店の作品が倉渕の夜空を飾り、来場者から喝采を受けた。
話題性のある大会となり、1万人の観客を集めた。出品作品はストーリー性があふれ、審査は予想以上に難航したようだった。
優勝は秋田県の今野貴文さん、準優勝は山梨県の山内祐一さん、優秀賞は長野県の気賀澤文平となった。
今野さんは「このようなすばらしい機会をありがとうございます」と喜びを語った。
大会会長の内山充・上毛新聞社社長は「冬の花火は美しく、すばらしい作品に感動しました。この大会が継続し、倉渕の花火として育ててほしい」とあいさつした。
審査員長の新井充東京大学環境安全センター教授は「自由度の高い構成ができ、花火師の特徴を出したところが上位に入った」と講評した。
会場周辺は来場者の自動車で渋滞し、誘導や交通整理など警備にも力が入れられた。倉渕小学校、倉渕中学校、倉渕体育館などが駐車場となり、シャトルバスが運行し来場者の利便性をはかった。
【出品者】敬称略
今野貴文(27歳・秋田県・北日本花火興行)、伊藤航也(27歳・秋田県・小松煙火工業)
安藤孝二(38歳。山形県・安藤煙火店)、酒井祟嗣(34歳・福島県・菅野煙火店)
山崎智弘(36歳・茨城県・山崎煙火店)、小勝康平(37歳・東京都・丸玉屋小勝煙火店)
河口智光(32歳・神奈川県・ファイアート神奈川)、阿部友希(38歳・新潟県・阿部煙火工業)
気賀澤文平(39歳・長野県・伊那火工堀内煙火店)、福田修也(35歳・長野県・篠原煙火店)
上条僚士(28歳・長野県・華松煙火)、齊木啓介(36歳・山梨県・マルゴー)
山内祐一(25歳・山梨県・山内煙火店)、上田昇弘(34歳・静岡県・イケブン)
神戸龍馬(34歳・静岡県・神戸煙火店)、加藤克典(36歳・愛知県・加藤煙火)
村瀬功(33歳・岐阜県・村瀬煙火店)、岸洋介(32歳・徳島県・岸火工品製造所)
木塚勝也(33歳・福岡県・西日本花火)、木塚智哉(28歳・佐賀県・唐津煙火)
【審査員】敬称略
新井充(東京大学環境安全センター教授)、磯谷尚孝(日本煙火協会会長)、青木昭夫(日本煙火芸術協会会長)、小幡知明(日本煙火協会青年部会委員長)、松井郁水(日本煙火協会保安専門審査員)
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