年間の救急件数が減少に
(2020年01月23日)
火災は多発し140件
高崎市等広域消防局は令和元年の高崎市の火災状況、救急状況の速報をこのほど示した。
なお多野藤岡広域消防との関係により、集計には吉井地域含まれておらず、新町地域は平成24年4月から含まれる。
令和元年の火災件数は140件で、前年よりも29件増加し、平成25年の155件に次ぐ件数となった。
火災140件の内訳は建物火災59件、林野火災8件、車両火災12件、その他61件。(その他は、看板・ネオン塔・広告、塀、公園の芝生、道路堤防法面、荒地、野積、廃材などの火災)。
死亡者は2人、傷者は12人。
火災原因の上位は、「たばこ」13件、「火入れ(野焼き)」12件、「こんろ」11件、「たき火」11件など。「放火」4件「放火の疑い」3件で、減少傾向にある。
救急状況は、出動件数は1万7083件、搬送人員は1万5925人で、前年に比べ87件減少、搬送人員は197人減少した。
一日の出動件数は46・8件で前年の47件よりも0・2件減少した。時間にして30・7分に一人、市民21・9人に一人が救急隊により医療機関に搬送されたことにある。
件数と搬送人員が減少したのは、この集計方法になってから初めてで、これまでの高崎市等広域消防局の統計でも、救急は増加の一途であった。
前年よりも減少理由としては、転院搬送の減少が大きく影響しており、これまでに年間1700件以上あったが、令和元年は1479件、1464人となっている。
事故種別で最も多いのは、急病が1万1183件で搬送人員1万371人、急病については前年よりも157件、129人増加している。
交通事故による搬送が減少し、令和元年は1431件、1453人となっており、前年よりも75件、77人減少した。
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