新たなPTAづくり高崎からスタート
(2019年12月18日)
市PTA連合会研究大会
第一部はPTAジャーナリストの大塚玲子さんが自身のPTA経験や実例などをもとに、役員の強制や負担感などの課題を指摘し、これまでと違うやり方を考えていこうと提起した。
第二部は市P連会長の大澤博史さん、六郷小PTA会長の二階堂麻美子さん、中川小PTA会長の茂野勇さん、前 高崎市小学校長会会長の樋口佳子氏さんをパネリストに、司会を大会実行委員長・市P連副会長の泉純平さん、コメンテーターを大塚玲子さんがつとめ、パネルディスカッションを行った。
市P連では、保護者、PTA会長、学校長を対象にPTA活動に関するアンケート調査を実施し、集計結果をまとめている。パネルディスカッションでは、アンケート結果を踏まえ、PTAの組織運営、事業活動、学校との関係、加入等の任意性、目的の観点から意見交換した。
PTA活動や役員の押し付け、強制参加などPTAが嫌われる原因を指摘するとともに、不要と思っていた事業も地域に重要であったことを実感したことなども述べられ、課題解決のため規約変更に向けた校区の取り組みも紹介された。
アンケートでは保護者んの76%が、PTAに対して「時代に合った組織や活動の見直し」を望むと回答した一方、半数以上のPTA会長が変えていくことに躊躇やハードルの高さを感じていることも示されている。
今回の研究会は、いわゆる組織動員は行わず、自由参加とし、広く一般にも参加を呼びかけた。市P連では、こうした取り組みを市内各校区のPTA活動に役立て、時代のニーズにあったPTAづくりを進めていく。
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