アスリート招きスポーツ義足体験
(2019年11月12日)
障がい者スポーツへの理解深める
子どもたちがスポーツ用義足を体験する授業が11月12日(火)に乗附小学校で行われた。この体験授業は東京オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナーの株式会社LIXILが全国で実施しているもので、今回が全国206校目(高崎市内では3校目)、延べ1万4千人を超える児童が参加しているそうだ。
この日の乗附小学校の体験授業は、障がい者アスリートの又吉康十(またよし・こうと=ゼンリンデータコム所属)選手を講師に5年生41人が受講し、障がい者スポーツへの理解を深めた。
又吉選手は電車との接触事故で左ひざ下を切断したが、大好きなスポーツを楽しみたいとスポーツ用義足を使って走り始め、陸上競技でパラリンピック出場をめざしている。
乗附小の児童は、スタッフにスポーツ用義足を装着してもらい、歩いたり片足飛びをしたりしながら、義足を使う難しさを体験した。
児童は義足をまじかで見て、びっくりした様子もあったが、又吉選手から義足を使って健常者と変わりなく生活し、スポーツで世界へ挑戦する話を聞くとともに、又吉選手の明るく前向きな姿からも生き方を学び、心が通う授業となった。
授業後、又吉選手は「高崎の子どもたちはとても元気があって楽しかった。障害について知ってもらうことで、子どもたちの障がいに対しての考えが変わったと思います」と語った。
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