清水善造の功績を顕彰
(2019年09月27日)
テニスコート21面を拡張整備
高崎市が進めている浜川運動公園拡張工事で、ソフトボール場に続いて、テニスコート21面の整備が進んでいる。
高崎市はこのテニスコートの施設名称を「清水善造メモリアルコート」とすることに決め、利用に関する条例案を9月議会にはかった。
富岡賢治市長は、このテニスコートについて、高崎市が輩出したテニスプレーヤー清水善造を顕彰する意義を込めていきたい考えを示してきた。
清水善造(1891~1977)は群馬郡箕輪村(現高崎市箕郷町)出身で、ウィンブルドン選手権に日本人として初めて1920年に出場した歴史的テニスプレーヤー。転倒した対戦相手にゆるい返球をした「やわらかなボール」の逸話はフェアプレーの精神を世界に示したエピソードとして知られる。
高崎市の誇りとなる清水善造の功績を伝え、時代を担う子どもたちの憧れの聖地になるよう施設名称を「清水善造メモリアルコート」とした。親族には了承を得ており、喜んでもらっているそうだ。
コート仕様はセミハード(有明コロシアムと同仕様)、コートカラーはIN=BLUE、OUT=GREEN(全米オープンの会場と同色)。
収容数はメインコートは仮設スタンド約300席、芝生席約700人の1000人。クラブハウスには親族から提供された品々で記念コーナーを設ける予定。
利用料は、個人の場合が午前(8時30分~12時)1回160円、午後(12時~17時)240円、夜間(17時~21時)240円。昼間は年間利用の制度もあり、高校生以下2420円、一般4840円。
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