高崎芸術劇場が開館 喜びに沸く
(2019年09月20日)
こけら落とし「第九」
高崎芸術劇場が9月20日に開館し、式典と記念演奏会が行われた。
式典は音楽ホールで行われ400人が出席、富岡賢治市長は高崎芸術劇場の目的について「高崎の音楽文化の環境を一新し、新しい交流の場にしていきたい」と述べ、計画発表から6年余という短期間で劇場が完成、開館にこぎつけたことについて、市民、地元、関係者に謝意を示した。
劇場特別顧問で元群馬交響楽団音楽監督の大友直人さんは「市民、県民の子どもとして生まれたばかりの高崎芸術劇場を育ててほしい」とあいさつ。
来賓の福田康夫元総理は「高崎芸術劇場を拠点に高崎が音楽の本拠地として羽ばたくことができる」、山本一太群馬県知事は「群響をレベルアップし、内外にPRする拠点となる。高崎芸術劇場、高崎アリーナ、Gメッセ群馬の相乗効果を上げていきたい」と祝辞を述べた。
記念演奏会は午後2時と午後6時の2回行われ、群馬交響楽団と300人の高崎第九合唱
高崎芸術劇場はホールの美しい響きなど国内最高水準の施設内容となっており、各回とも2千人の来場者が新しいホールの響きを楽しんだ。
高崎第九合唱団の赤羽洋子団長は「心から待ち望んでいた高崎芸術劇場が開館し、高崎第九合唱団のこけら落とし公演出演の夢がかないました。落ち着いた赤で統一され、とてもすばらしいホールだと思います」と開館を喜んだ。
- 次の記事 世界最高ピアニストが高崎音楽祭に