簿記1級合格めざし合宿セミナー
(2019年08月9日)
簿記坂セミナー2019
合格率10%の超難関・日商簿記検定1級の合格をめざす全国の高校生らを対象に、日本商工会議所は8月5日から7日まで高崎商科大学を会場に合宿セミナーを実施した。
簿記検定の頂上に登る長い坂道の意味を込めて「簿記坂セミナー」と名付けられた本セミナーは今年が2回目で、北海道からの参加も予定されていたが、北は青森県から南は鹿児島県まで約100人が参加した。
公認会計士で同大の特任教授が指導するなど、レベルの高い専門講師が重要ポイントや受験テクニックを講義した。
また参加高校は、1級合格者を輩出している実績校で、各校の取り組みを情報交換する指導者向けのセミナーも開催された。
「本学のこれまでの取り組みと日本商工会議所の理念が一致して実施しています。難関の1級合格をめざす高校生は少数で、普段は一人でがんばっています。この合宿で同じ志の仲間と交流し、お互いの励みになっています」と高崎商科大の青木係長は話す。
閉校式で日本商工会議所の岩崎部長、日本商業教育振興会山口会長、簿記坂セミナーの小坂推進アドバイザーがあいさつし、「白球を追うのも青春、簿記の問題を解くのも青春です」「試験は最後まであきらめずに取り組んでほしい。1級に合格し社会で活躍してほしい」など、11月に行われる本番の試験に向けて総仕上げの勉強を期待した。
合宿中に行われた「簿記ワングランプリ」で優勝した平野君は山口県から参加。「公認会計士の先生から講義を聞き、簿記への理解を深めることができた。三日間ぶっ通しで大変でしたが、とてもよかった。試験準備を仕上げていきたいです」と合宿の成果を語っていた。
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