来年度から教材もレベルアップ
(2019年02月17日)
学力アップ大作戦も6年目に
児童生徒の学力向上のために、平成26年度から市内小中学校区で地域が主体となって実施している「学力アップ大作戦」の全体会議が2月14日に高崎市役所内で行われた。
会議には各工区の地域運営委員会の代表が参加し、取り組みの事例発表は意見交換が行われた。
学力アップ大作戦は、地域の有志がコーディネーター、学習支援ボランティアとなって、校内の教室等を利用して放課後や休日に実施している。高校生や大学生が学習支援ボランティアに参加している校区もある。算数・数学、国語を重点に、「わかる喜びが実感できる」と参加した児童生徒から好評を得ている。
高崎市学力向上推進会議の池野正晴委員長(和光大学教授)は、高崎市の学力アップ大作戦の特徴として、市内全小中学校区で実施され、地域の実情に合わせ地域の住民の力を活用していることなどを挙げ、児童生徒の自主学習・家庭学習の習慣化、学びの格差解消に役立っていると評価した。
高崎市教育委員会の飯野教育長は、「みなさんの純粋な気持ちが子どもたちに伝わり、学力の向上につながっている」と謝意を述べた。
高崎市では来年度から教材をレベルアップし、児童生徒が勉強できる教科の拡大、プリントの印刷時間の短縮をはかっていく計画。
- 次の記事 獅子舞と山車が市文化財に
-
前の記事 旅人のシャンソン