全国の商工会議所会頭が高崎に

(2015年6月23日)

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群馬で初開催。地方創生めざし意見交換

 日本商工会議所が毎年、全国各地で開催する移動常議員会と関連会議が17日、18日に高崎市内のホテルで開催され、日本商工会議所の三村明夫会頭ほか、全国150の商工会議所の代表211人が高崎に集まった。
 この常議員会は、日本商工会議所の意思決定機関で、通常は毎月、東京で開催しているが、地方の商工会議所の意見・要望を日本商工会議所の活動に反映させることを目的に、移動常議員会が不定期に各地で開催される。移動常議員会が日本商工会議所関東ブロックで開催されるのは平成16年の浜松以来11年ぶりで、群馬県では初開催。全国の商工会議所会頭など経済人が高崎に集まり、地域の経済活性化や課題について意見交換が行われた。
 17日は、日本商工会議所と関東ブロック商工会議所の懇談会が行われ、9市の商工会議所から意見発表があった。地方創生や人口減少、まちづくりに対する商工会議所の取り組み事例が発表され、群馬からは太田商工会議所の正田会頭が登壇した。
 記者会見で、日本商工会議所の三村会頭は、「景気の回復は大都市など中央経済で、円安弱者や地方の中小企業には効果が出ていない」とした上で、地方創生について「商工会議所は待っているのではなく危機意識をもって対処していきたい」と考えを示した。高崎商工会議所の原会頭は「心理的には明るさが出てきたと思うが、地方の景気感は厳しい。地方創生は中小企業の活性化とイコールだ」と意見を述べた。