農業分野の６次産業化を支援

（2015年6月9日）

新たな挑戦に高崎市が補助金

　高崎市内の農業者を支援するため、高崎市はこれまで、富岡市長の提唱のもとで高崎産農畜産物の「地産多消（地産地消と市外への普及推進）」を推進してきた。
　高崎市は、今年度から地域活力の向上を推進する新しい取り組みとして、農業者の所得拡大や農業分野での雇用拡大をはかるため、「６次産業化」への取り組みを支援する補助金を創設した。
　「６次産業」は、農業（１次産業）と加工（２次産業）、流通販売（３次産業）を総合した新しい産業分野を指す造語で、地域の農業を中心に新しい可能性を開くものとして注目されている。
　高崎市が創設したこの補助金制度は、市内で生産された農畜産物の生産、加工、販売を行う取り組み、農畜産物や加工品をブランド化していく取り組みなどを支援する。農業者だけでなく、農業者と商工業者が連携した取り組みも歓迎している。
　高崎市は第一次募集を行っているが、市はこの補助金を活用してもらうにあたって、申請者と相談しながら進めていきたいと考えており、新しい分野への挑戦を考えている農業者や商業者に問い合わせてほしいとしている。
　補助内容はハード事業が５分の４以内で上限１０００万円、ソフト事業が定額で上限５００万円以内。第一次募集の締め切りは７月１５日（水）。問い合わせは高崎市農林課。電話０２７・３２１・１３１７。