山名町に南分署/消防局

(2015年6月8日)

到着時間の短縮へ。28年開設めざす

 高崎市は、南八幡地区など市の南部地域を管轄する消防分署として高崎東消防署南分署を山名町に建設する計画を5日に発表した。
 この南分署は南八幡地区と城山地区を管轄し、消防ポンプ車1台と高規格救急車1台が配備される予定。南八幡地区は、中央署と東署の管轄となっているが、道路事情や地理的要因から、緊急車両が現場まで到着する時間が、管内平均時間よりも要している。地区内は観音山丘陵と田園地帯が広がり、過去には大規模な林野火災が、数度発生していた。
 こうした状況に加え、近年は救急出動件数の増加に伴い、高崎市全体の消防力を強化する必要性から、南分署の設置を決めた。高崎市によれば、南分署が開設されると、南八幡地区への緊急車両の到着時間は、5分程度短縮される見込み。
 南分署が建設されるのは、山名町の山名イーストタウン分譲地内。敷地約1000㎡、分署建物は平屋建て約300㎡。平成28年中の開設を予定。